株の銘柄選び、企業分析と株価指数、日経平均、TOPIX

      2016/04/18

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1.株の銘柄選びの基準は?

株式投資の銘柄選びは、成長しそうな株を選ぶこと、シンプルに言えばそれだけです。

副業で始めて株を買う時には、自分が興味がある企業、仕事関係で情報が多い業種の企業を選ぶをいいでしょう。
ファッションが好きな人は、自分が好みのブランドに関連する企業を調べる。
旅行が好きな人は、観光客の動向から、成長しそうな企業を調べる。
電化製品が好きな人は、今後のトレンドになりそうな製品を予測し、その製品に関連する企業を調べる。
まずは、身近な企業の情報を集取していきましょう。

2.企業の情報を分析する。

企業の情報集取はインターネットを活用すれば簡単です。
その企業のホームページでは、企業の業績や財務情報が公開されています。
株式を証券取引所に上場している企業では、必ずホームページに投資家への情報が掲載されています。

企業の情報では、決算状況などを確認します。
上場企業が公表する業績や資産状況を表した決算短信、事業年度の財務状況をまとめたアニュアルレポート。
その企業の製品や、関連する企業、連結対象の子会社、従業員数や、企業の基本戦略など。
前年比の成長度合いや、今後の成長への期待値をチェック。
ホームページで手に入る企業情報を、インプットしていきましょう。

企業情報で抑えるポイントです。
・その企業の強みは何か。
・最新の業績は上向きか?
・今後の業績予想は上向きか?
・長期戦略と投資家への姿勢は?
副業で株式投資を行う人は、本業で企業に勤務している人が多いと思います。
自分の会社の企業情報を思い浮かべながら、副業での投資先の企業情報を分析しましょう。

個別の銘柄をチェックするには、その企業の決算情報の他に、その企業やその業界のニュースや新聞記事を集めます。
株価は、その企業だけで決まらず、その企業の業界全体の状況にも大きな影響を受けます。
同じ業界の他社が合併したり、資本提携すると、その企業の業界内での地位が変動するため、株価も影響を受けます。
決算の発表は、企業が発表するリリースの中でも一番重要です。
市場が予想していた決算内容と大きく内容が違った場合は、株価は大きく変動します。

企業は毎月、月次動向も一般向けに発表しています。
この月次動向は、大きなインパクトはありませんが、金融関係についての内容が多くあります。

自社株買いを実施する、新規株式を発行する資金調達、CBやSBなどの社債、公募増資などがあります。
新株を発行する場合は、株主数が増えることになり、株価にも一定の影響があります。

企業の成長への期待が高いと、公募増資も人気になりますが、
期待が低いと買い手がつかず、株価が下落する恐れもあります。
既存の株主にとって、株式の発行数が多くなることは、自分の権利が希薄化するので、いいことではありません。

副業で株の銘柄を選ぶ時には、このような状況を考えて慎重に選んでいきましょう。

3.日経平均株価とは?

日経平均は、東京証券取引所に情報されている約1800社のうち、市場を代表する225社の銘柄を対象とした株価指数です。
日経225とも呼ばれ、日本経済新聞社がその銘柄を選定し、日経平均株価を計算して公表しています。
東証の相場全体の流れを読み取る指数と言え、日本の株価を表す代表的な指数です。
新聞やテレビのニュースでも、株の話題では、必ずこの日経平均株価の数値を話題にします。

副業で株式投資を考えている人も、この日経平均株価という言葉は、知っているはずです。
日経平均株価の銘柄は、時価総額が大きく、株価が高いいわゆる値嵩株が多いので、日本の市場全体がその影響を受けます。
日本の株式市場全体の価格は、この日経平均株価と連動しているのです。
日経平均株価の225社は、多くの人が知っている知名度の高い企業です。

4.TOPIXとは?

TOPIXも、日経平均株価と同じく、よく使われる株価指数です。
TOPIXは、Tokyo Stock Price Indexの略で、TOPIXは東証1部上場のすべての企業を対象にした株価指数です。
東証1部全体の値動きを表す指数なので、日経平均株価より正確に、市場の動向を表す指数と言われています。
ただ、株価指数の知名度としては、日経平均株価がメジャーなので、ニュースではTOPIXより、日経平均株価が多く使われます。
より良い指数より、より多くの人が知っている指数の方が、株価に讃える影響が大きくなります。

TOPIXは、サブインデックスが大きく3つあります。
時価総額と流動性で分類したTOPIXニューインデックスシリーズと、規模別株価指数、業種別株価指数です。

TOPIXニューインデックスシリーズ
大型株70銘柄で、TOPIX Large70。
中型株400銘柄で、TOPIX Mid400。
小型株で構成される、TOPIX Small。
それと東証の中でも特に主要な銘柄で構成される、TOPIX Core30です。
コア30は、時価総額と流動性が特に大きな30社の銘柄で構成されています。
年1回の入れ替えがあり、市場での状況が反映されるようになっています。

TOPIX規模別株価指数は、、東証1部上場銘柄を、大型、中型、小型の3つに分類して、株価指数を算出したものです。
小型と言っても、東証1部上場企業の中で、小型というだけです。
東京証券取引所の中で、大型とは時価総額が上位100社。
中型とは上位500社。(大型の100社は除く)
小型とは東京証券取引所1部上場の約1800社のうち、上位500社以外の銘柄です。

TOPIX業種別株価指数は、証券コード協会が決める33業種に分類した株価指数です。
建設、価格、電気機器などの分類で、総務省統計局も産業の業種を、この33業種に分類をしています。

株価指数は多くありますが、実際の株式投資では、そんなに多くの指標は参考にしません。
副業では、自分の投資対象の株価指数だけのチェックする程度ので十分です。

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