ストップ高、ストップ安、サーキットブレーカー

      2016/04/19

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1.ストップ高、ストップ安、サーキットブレーカー

ストップ高、ストップ安、サーキットブレーカーとは、相場の安定のため、一時的に取引の中断や停止を行うことを言います。
個別の現物株の値幅制限がストップ高・ストップ安、株価指数に対する値幅制限がサーキットブレーカーと呼ばれます。
株価の急落や急騰から、投資家を守るために、株価は1日の値動きの幅が決められています。
値幅制限まで上昇したらストップ高、値幅制限まで下落したらストップ安です。
現物取引では、株価が上昇するストップ高で損をする人はいませんが、信用取引では、株価の上昇で損失が出る投資家もいます。
そのため上がっても、下がっても、値幅制限が決められているのです。

2.先物取引はサーキットブレーカー

先物取引では、値幅制限による取引の中断や停止を、サーキットブレーカーと言います。
日経平均株価は、株式ではなく指数なので、直接的な値幅制限はありません。
そのため先物取引では、指数である日経平均の先物にサーキットブレーカーを設定しているのです。

海外の株式市場では、取引所の全取引にサーキットブレーカーを設定している場合があります。
市場全体を示す株価指数の変動幅に応じて、サーキットブレーカーを設定し、サーキットブレーカーが発動されると取引所の全取引が一旦停止されます。
シカゴ・マーカンタイル取引所でもサーキットブレーカー制度があり、2016年には中国の株式市場でも始められました。

3.1987年のブラックマンデー

このサーキットブレーカー制度は、1987年のブラックマンデーの後に、ニューヨーク証券取引所で採用された投資家を保護するための制度です。

株式の現物取引でも先物取式でも、投資家保護の仕組みはありますが、ストップ高、ストップ安、サーキットブレーカーが発動されるような、急激な価格変動があることを想定して、投資を行いましょう。
副業で買った株がストップ高、この反対にストップ安、こんなリスクが株式投資にはありえます。

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