話題性、流行、ブームから副業株式投資、Apple、オリンピック

      2016/04/19

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1.話題性、流行、ブームから副業株式投資

副業で株式投資を始めた時には、自分に知識がある業界などから、勉強を始めていきます。
その次の段階、投資対象になりそうな業界を選ぶには、どうしたらいいか。
株式投資では、話題性があるほど、今後の成長が見込めます。
機関投資家も個人投資家も、投資するときに話題があり成長が見込める分野に、資金を注ぎ込みます。

環境、中国、IT、バイオ、モバイル、このような話題性=成長性、今後の投資対象を選ぶときには、話題性やテーマを考えましょう。

株式投資のキーワード、中国

今後の投資を考える上で絶対に外せないのが、中国です。
今や日本を抜き世界第2位の経済大国、中国。
日本は地理的にも中国に近く、その影響は今後も必ず続きます。

これまで中国経済は急速に成長を続けていきました。
日本企業も、電気機器、機械、建設、商社、自動車、運輸など、多くの業界が中国経済の影響を大きく受けています。
中国経済からも、日本への中国人観光客の爆買いが話題になりました。
これまでのような成長を中国経済が維持できるかは、不透明ですが、投資対象の企業を考える時には、中国との関係を考慮しましょう。

株式投資のキーワード、情報技術IT

情報技術ITも、重要なキーワードです。
2000年代始めには、多くのIT企業に投資資金が集中し、ITバブルが起こりました。
ネット関連株が急騰した後に、急落してIT企業はもうダメと言われましたが、そのITバブル当時からの中心企業のソフトバンクは、その後も継続的に成長し、今や全産業の中で日本を代表する企業になっています。
人気が集まった業界でも、本物と、そうでない物があるということです。

ITバブルの当時、ほとんどの企業は、これからの成長を見込んで投資されましたが、収益力はほとんどありませんでした。
ソフトバンクでさえ赤字が続いている企業でした。
ただ、ソフトバンクはITバブルに乗って創業した企業ではなく、IT業界の中では老舗に位置する企業でした。
明確なビジョンを持った孫正義社長のカリスマ性も、ここまでソフトバンクが成長した要因です。

その後もスマホゲームを開発している企業に人気が集まったこともあります。
しばらく時間が経つと、各社の決算が出てきて、どの企業も成長しているわけではなく、伸び悩みが明らかになりました。
期待が消えると、一気に投資資金は逆流して、株価が下落していきます。

株式投資のキーワード、バイオ

バイオ関連も、まだまだ話題性があります。
京都大学の山中伸弥教授がノーベル賞を受賞した時には、iPS細胞でバイオ関連株が急騰しました。
iPS細胞は、単なるブームではなく、これから始まっていく成長業界です。
山中教授のノーベル賞受賞で研究費が増額されても、バイオ関連の基礎研究は、すぐには成果が出ません。
しばらく時間が経過して、研究成果が株価に反映されるまで時間がかかるのです。
日本が誇る若きノーベル賞受賞者、山中教授の研究成果に、副業で投資を行う、ロマンがありますよね。
ブームか過ぎ去って、みんなが忘れた時こそ、注目してその動向を見守っていきましょう。

今後の成長への期待が、投資資金を集めバブルのような状態を生み出します。
流行やブームの移り変わりをしっかり把握して、投資するのが大切です。
乗り遅れない。逃げ遅れない。
副業で流行やブームに投資する時は、のめり込みすぎず、普通の感覚を忘れないでください。

2.ニュースから銘柄を選ぶ。Appleの例

ニュースの中で、株価に影響を与えるのは、業績の上方修正、新商品はの開発、ヒット商品の開発などです。
企業の成長が株価の上方、これが株式市場の見解ですが、他にも色々なことが考えられます。

ある企業の業績の上方修正の発表からも、その企業だけに限らず、他の企業へ影響があるのです。
ある会社が業績の上方修正したニュースから、同業他社も同じく、業績好調で近いうちに上方修正があるのでは?
また、上方修正した企業へ部品を供給するメーカーも、同じく業績の上方修正があるのでは?

このように、ある企業が好調だと、芋づる式に、その企業に関連する会社の株価に毛影響が出ます。
ある企業と関係の深い企業の株の銘柄を、関連銘柄と呼んでいます。

世界中にiPhoneを製造販売するアメリカの企業、アップル社。
iPhoneが売れると、アップルに部品や機械を供給している企業、関連銘柄の株価も、アップルと一緒に上昇します。

アップルの株価は、iPhoneの発売当初は、市場の注目は小さいものでした。
初代iPhoneは、アメリカで2007年、日本では2008年にiPhoneが発売されました。
iPhoneが世界初のスマホで、当時は、スマホという単語すらない時代でした。
iPhoneの販売台数が伸びていき、iPhone同様のスマホが他者から発売されて、スマホ市場が成長していきました。
そうしてアップル関連銘柄も、アップルと同様に成長、アップルは2012年に株式の時価総額が世界1位になります。

アップルの関連銘柄は、時代とともに変化しています。
iPhoneの当初は、内臓メモリやチップなどの半導体メーカーが主要な関連銘柄でしたが、その後はタッチパネルなどのメーカー、センサー関係のメーカーなどに広がっていきました。
それと、アプリ販売が増えていくと、アプリを販売するソフトウェア企業も、アップル関連銘柄になりました。

iPadが2010年に発売されると、タブレット端末市場も成長してきました。
アップルは、ここでもタブレット端末を言う、新しい分野の製品を打ち出して、市場を拡大してきました。
タブレットはスマホより画面が大型のため、日本のシャープのような液晶タッチパネルのメーカーがアップル関連銘柄になっていきました。
タブレット端末で電子書籍が読みやすくなることで、電子書籍業界もアップル関連銘柄になりました。

このようにアップルが、iPhone、iPadと、ヒット製品を販売すると、それに伴い関連銘柄が大きく成長するのです。
iPhoneが発売された当初に、iPadまで見越して、タッチパネルや電子書籍に投資をしていたら、先見の明が凄いですよね。

3.ニュースから銘柄を選ぶ。オリンピックの例

2020年、東京オリンピック。
オリンピック開催には、関連する企業が多く、その企業の株価にも大きな影響を与えます。

2020年の東京オリンピック開催の先行では、トルコのイスタンブールの招致を争っていました。
2013年7月にトルコのイスタンブールで開催された、サッカーの国際大会のニュースがありました。
観客が少なくオリンピックの招致にも影響しそうだ、という内容です。
このニュースは、直接オリンピックの内容ではなく、サッカーの国際大会の内容です。
それでもイスタンブールで開催される国際大会で、観客が入らず、オリンピックの招致に影響が出そうだと予想されています。

2013年9月に、投票の結果、イスタンブールを抑えて、東京に開催都市が決定しました。
結局、東京に開催都市が決定して、オリンピック関連銘柄の株価は大きく上昇することになります。
開催都市が決定する前の7月の、サッカー大会のニュースから、オリンピックの開催都市を連想して、株式投資を実行すると、大きな利益を手にすることができたのです。
この例では、株の専門家よりも、スポーツ関連の知識があればいいだけなので、簡単だと思いませんか?
副業でも、株の専門家を出し抜けそうな気がしますよね。
なんでも関連付けて、早とちりするのはダメですが、ニュースを冷静に分析して、素早く決断する、そうすると副業でも、ニュースから先行的に投資することができます。

オリンピック関連銘柄にはどんな業界があるのか。
スポーツ用品企業、テレビなどのメディア企業、旅行会社、建設業界、そしてスポンサー企業全般です。
そういった関連するすべての企業の株を買うわけには、いきません。

その中から、オリンピックでの恩恵を多く受けて、株価が上がりそうな企業を選びます。
銘柄選びでは、自分が得意とする分野、興味がある分野の会社を選ぶようにしましょう。
旅行が好きなら素直に旅行会社を、スポーツ好きならスポーツ用品会社を、興味のない会社の株へ投資しても、長続きしません。
副業での投資は、自分の趣味を活かした企業への投資が、長続きのポイントです。

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