副業株式投資、じっくり長期投資の銘柄選び

      2016/04/19

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1.副業株式投資の長期投資の銘柄選び

副業で長期投資を行う場合、最も怖いのがその企業の倒産、信用リスクです。
短期間の投資に比べて、長期間株を保有すると、それだけ信用リスクが大きくなります。

集中投資している会社が倒産してしますと、株価はゼロになってしまいます。
副業での長期間の株式投資の対象は、信用リスクの少ない会社が絶対条件です。

経営状態が不振の会社の株価は低迷します。
しかし、株で利益を出すには、安く買って、高く売ること。

今は悪い状態でも、今後回復かもしれない、そんな企業に投資すると、利益が得られます。
絶好調の企業に投資しても、高く買って、安く売る可能性が高くなります。
ダメと分かっていても、もしかして、に投資する、それが株式投資の難しいところです。

2.銘柄選びの基準、信用リスク

信用リスクの判断は、どうすればいいのでしょうか。
当たり前ですが、赤字が続いている企業は、倒産の危険が高く信用リスクが高くなります。
企業が債務超過に陥ると、1年以内に証券取引所から上場廃止になります。
上場廃止になると、株の売買ができなくなるので、その前にみんなが売ろうと、株価が急落します。
債務超過になる前の段階で、信用不安のニュースが出てきますので、見逃さないようにしましょう。

事業の不振が続くと、債務超過になる前に、自己資本が減少してきます。
自己資本比率の数値をチェックすれば、債務超過の不安がわかります。
同業他社と比較して、自己資本比率が低い会社への長期投資は避けましょう。
自己資本比率が低下してくると、配当が可能な資金がな少なくなるので、配当金の減少や停止などが、警告になります。

いくら黒字が続いている会社でも、自己資本比率が低ければ、長期的な投資の対象としては、不適格です。
今は赤字でも、お金を貯め込んでいて、業績の回復余地がある会社、こんな会社は長期投資に向いています。
今は黒字で株価が高くなっているけど、本当はお金がない、こんな会社が一番長期投資に向いていません。

副業で長期投資の対象とする企業は、同業の会社の中で、自己資本比率が高い会社を選べば安心です。

3.副業株式投資の対象として魅力的な会社は?

株価が割安の会社、業績が良いのに株価が低迷している会社、こんな会社が副業での理想の投資対象です。
業績が良く、将来的に成長しそうな会社だけど、なぜか株価の評価が低い、そんな企業があります。

その理由は、機関投資家の投資を行う、プロのファンドマネージャーの評価基準を考えると、納得できます。
プロのファンドマネージャーは、1年間の投資の成績で、その手腕を判断されます。
そのため、機関投資家は、株価が上昇するまで長期間かかる銘柄には、積極的に手を出そうとしません。
それより、直近に値動きがありあそうな銘柄に、手を出す傾向があります。
プロのファンドマネージャーは、結果を出すまでの時間をかけるわけには、いかないのです。

4.副業は、じっくりできるのがメリット

個人投資家の場合は、結果が出るまで3年かかろうが、5年かかろうが、一向に構いません。
株価が上がって利益が出れば、問題ないからです。
そうした点では、プロの投資家より、副業の個人投資家の方が恵まれた状況で株式投資ができるのです。
いわゆる出遅れ感の強い、業績や財務体質のいい企業が、副業株式投資の対象として魅力的です。

個人投資家が、業績の上方修正がありそうな銘柄を判断することはできるのでしょうか。
株式を上場している企業は、決算期の他に、1年間に4回、決算を発表します。
1年最後の決算の前に、四半期決算を分析して、利益水準が前年に比較して高ければ、最後の決算を前にして、上方修正が期待できます。
ただ、業種によっては、四半期ごとの内容に偏りがある場合があります。
建設業のような公共工事を行っている企業は、年末年始あたりに工事が集中する傾向があります。

前年同期比と対計画比も参考になる数値です。
前年と比較して、利益が大幅に増加している、年度初の計画と比較して、利益が大幅に増加している、こういった状況は、上方修正の期待ができます。

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