副業株式投資、短期投資手法、順張りと逆張り、織り込み済み、材料出尽くし。

      2016/04/19

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1.副業株式投資、順張りと逆張り、短期的な投資手法

短期的な投資では、企業の業績自体より、株価の勢いで売買される傾向があります。
株価の上限、上値抵抗ラインという価格を超えて株価が上昇すると、買いが買いを呼ぶ状態になることがあります。
オークションで株価は決まるもの、理論的に決まることもありますが、みんなが殺到して企業の業績より大幅に変われることもあるんです。

逆に、パニックになって、売りが売りを呼ぶこともあります。
企業の業績自体は、そんなに悪くないのに、株価が急落することもあります。
長期間の投資では、途中に株価が急騰しても急落しても、結局落ち着くところに落ち着きますので、そんなに心配することはありません。

2.短期投資はテクニカル分析でトレンドに乗ること。

短期的な投資は、この敏感な値動きから、利益を得ることを、目的としています。
いいニュースで株価が急上昇した時に、同時に買う、逆に今後の下落を経過して保有株を売る、それぞれの投資スタイルがあります。
株価の動きと同じ売買をすることを、順張り、株価の動きと逆の売買をすることを。逆張り、と言います。

長期的な投資では、将来性のある企業の株を買う、順張りが主流です。
短期的な投資では、素早く利益確定を行うため、逆張りが使われることが多くあります。

短期投資では、企業分析より、株価の動きから売買の判断をします。
このような株価の動きから売買を判断する数値指標を、テクニカル分析と言います。

株価がどんどん上がっていく状態、上値追いの時には、順張りでトレンドに乗った売買が大きな利益が狙えます。
逆に、株価が下落した場合に、これで下がり止まり反発すれば、順張りで大きな利益が狙えます。
短期的な売買では、機関投資家も個人投資家も含めた市場参加者全体の心理戦になります。
明確な理論がなく、株価が大きく動くギャンブルのような状態になります。

テクニカル分析はそんな状態の中で、株価の推移を統計的に分析ができます。
単なる勘で売買すると、利益が出るときもあれば、大きな損失が出るときもあります。

ただ、個人投資家は、勘で逆張りの売買を行う人が多くいます。
5%下がったから、3日連続で下がったから、だからと言って反発して株価が上がる根拠なんてありません。

ただ明確な根拠や法則や理論がなくても、事実として株価が反発することもあるのが、株の面白いところであり、難しいところなのです。
個人投資家も機関投資家も、結局は人間です。

そろそろかなって感じがしたら、相場全体が理論とは関係なく動き出すこともあるのです。
テクニカル分析では、このような短期的な株価の動きを、統計的に分析して取引します。

3.「織り込み済み」と「材料出尽くし」

業績が良さそうだと期待を込めて、青田買いして、実際に好調な業績が発表されても、株価が上がらないことがあります。
織り込み済み、材料が出尽くした、という状況で、市場の予測が先回りして、株価を上げてしまっている状態です。
好条件が出る前に、期待して株を買ってしまうことを理想買いと言います。

好調な決算などの発表が出た時に、利益確定の売りが優勢になって、株価が下落することもあります。
好材料が出尽くして、これからは悪くなる。
好調な決算は株価に、織り込み済みで、これからは悪くなる。
こう考える人が多いと、好材料で逆に株価が下がります。

その逆で、業績が悪い決算でも、株価が上がる場合があります。
悪材料が出尽くして、これからは良くなる。
悪材料は株価に、織り込み済みで、これからは良くなる。
そうが考える人が、割安な時点で株を買おうと、株価が上がるのです。

4.株価は、業績と逆に動くこともある。

このように企業の業績の発表などでは、株価が思惑と逆に動くこともあります。
決算予想は決算発表のニュースに単純にすぐに飛びつくのではなく、市場の動向をチェックしましょう。
副業株式投資は、慎重かつ大胆に行うようにしましょう。

株価の反応が出遅れる銘柄もあれば、織り込み済みで先回りする銘柄もあります。
その違いは何故なのでしょうか。

株には、それぞれの株主がいます。
大口の安定株主がいて、業績が悪くても株を売らない場合は、株価は下がりません。
売る人がいなければ、株価は下がりようがないのです。
大口の株主が、株を売却すると、業績の良い会社であっても、一気に株価が下がります。
大量の株が売られ、買う人が少ないと、企業の業績に関係なく、株価は下がります。
それぞれの株に、それぞれの事情があり、株価は変動するのです。

ニュースだけで判断すると、株が割安か割高か、判断に迷います。
そんな時には、PER、PBR、配当利回りなど、株価を客観的に判断できる指標を参考にしましょう。
PER、PBR、配当利回り、これらの指標も、前年と比べると、その会社の株価が、どう動いているのかがわかります。

ニュースと指標を組み合わせる、そして決断。
あまり考えすぎても、どこにも投資できない、なんてことになります。
副業では、判断に迷ったら、まずは少額から投資する、これも有効です。

プロのファンドマネージャーは、ちょっとずつなんてできませんが、副業の個人投資家なら、ちょっとずつでいいんです。
個人投資家の強みを活かして、リスクに備えた副業投資を始めましょう。

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