日本銀行を、副業株式投資で活用

      2016/04/19

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1.日本銀行を、副業株式投資で活用

日本の中央銀行、日銀を副業株式投資に活用しましょう。
日銀には、圧倒的な影響力がありますが、絶対ではありません。
副業投資での日銀との付き合い方を、知っておきましょう。

日本の通貨、円の供給量を調整する、外国為替市場に介入する、金融政策を実施する、それが日本の中央銀行、日本銀行の役割です。
日本経済を左右する重要な役割を担っていることは、今更説明するまでもありません。

2.黒田バズーカ、異次元緩和

黒田東彦総裁が就任して、2013年4月に実施した大胆な金融政策、量的質的金融緩和は、異次元緩和や黒田バズーカなどと呼ばれました。
外国為替市場は円安ドル高が急速に進行し、黒田総裁就任時には90円程度だった米ドル/円相場が、一気に100円を突破し、120円台へと円安が加速しました。
また、マイナス金利の導入など、影響力の大きい金融政策も実施してきました。
円安を期待した政策を何年も続けてきても失敗に終わっていた状況を、一発の金融政策によって状況を打開した事実は、日本中を驚かせ、改めて、日本銀行の影響力、存在感を占めることになりました。
日本銀行には、世間をアッと言わす圧倒的な影響力があるのです。

日銀の黒田東彦総裁が、この異次元緩和の金融政策を実施したのは、長引くデフレを何としてでも食い止める、それが理由です。
物の値段が下がって、通貨の価値が上がるデフレ、デフレになると物が売れなくなります。
今日より明日のほうが、物が安くなると思うと、誰も今日に物を買わなくなり、そのためデフレでは、景気が悪くなるのです。
デフレによって、会社の収益が低下し、それに伴い会社員の給料も下がりました。
そんな状況から一気に巻き返す方法、それが黒田バズーカと呼ばれる異次元の金融緩和政策だったのです。

3.異次元緩和とインフレ率

異次元緩和は実際にどんなことを行っているのでしょうか。
異次元緩和策では、日銀が金融機関が持っている日本国債を購入します。
国債を日銀が購入することによって、銀行の所有資産は、国債から現金に変わるため、お金が出回ることになります。
また、株式市場への資金投入も行い、上場投資信託ETF、上場不動産投資信託REIT、この2つの金融商品を株式市場で日銀が大量に購入することにより、株式市場に資金が出回るのです。

日銀が国債を大量に購入すると、国債の価格が上がり、国債の金利が低下します。
国債の金利が低下すると、住宅ローンなどの金利も低下することになり、新規の住宅建設が増えて、景気に好影響が出ます。
金利が下がることは、設備投資などの資金調達が容易になるため、企業の生産活動も活発になります。

日銀では、インフレ率2%の目標を達成するために金融緩和政策を続けています。
デフレで景気が悪化したため、インフレを目標数値として、景気回復を目指しているのです。
ただ、金融政策だけでは、経済成長は達成できません。
日本銀行には圧倒的な影響力はありますが、経済は日銀だけで動いてるわけではないのです。

副業株式投資を行う上での、今後の市場予測では、日銀の政策は必ず影響がありますが、絶対にその通りの結果になるわけではないことも知っておきましょう。

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