FX取引、通貨を選んで新規注文、そして決済注文で利益確定

      2016/04/18

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1.FX取引の通貨を選ぶ。

FXを始めるには、どの通貨で取引を行うかを選びます。
副業でFXを始める方は、日本円と外貨の組み合わせが理解しやすいです。
外貨の中でも米ドルは何と言っても世界 No1通貨。
副業では、まず米ドル/円から始めましょう。

副業FXでは、短時間で効率的な情報収集が必須です。
また本業があるため、ずっと画面を眺めることもできません。
取引を開始したら、あとはほったらかしで大丈夫な方法が副業には向いています。
取引する通貨も、副業の特性を考えて決めましょう。
繰り返しになりますが、副業FXは米ドル/円から始めるのがオススメです。

米ドル円

米ドルは世界中で取引される基軸通貨です。
FXでも当然取引量が一番多く、FX投資家からの注目度が最も高い通貨です。
取引量が多いので流動性が高く、値動きも安定しています。
副業では流動性の高さも重要なポイントです。

また、世界中が注目する通貨のため、情報量が圧倒的に多く、情報入手が簡単にできます。
アメリカの重要経済指標の雇用統計は、毎月第一金曜日に発表され、世界中の金融関係者が注目しています。
現在の世界経済の中心はアメリカ。
FXをやるには米ドルは避けて通れません。

ユーロ円

ユーロは米ドルに次ぐ通貨です。
ドイツ、フランスを中心にヨーロッパ諸国が採用するユーロ。
FXでの取引量は米ドルの次になります。
ユーロも米ドルのように情報量が多く、値動きも比較的安定しています。

豪ドル円

豪ドル(オーストラリアドル)、ニュージーランドドルと日本円の組み合わせでは、スワップポイントが狙えます。
豪ドル、ニュージーランドドルは日本円と比べて金利が高いため、中長期の取引ではスワップポイントの利益が大きくなります。

2.新規注文と決済注文

FXの取引は、新規注文と決済注文が1セットになっています。

まず、新規注文を出して新規注文が約定して、為替レートが変動し、決済注文を出して決済注文が約定すると、利益や損失が確定します。
新規注文が約定したら、どの状態で決済注文を出すかで、利益や損失の金額が変わります。
約定とは注文を出して、その注文の売買が成立することです。

3.トレード、エントリー、ポジション

新規注文が約定して、決済注文がまだの段階が、通貨を保有してる状態で、"ポジション"を持っているといいます。
このポジションを持っている状態では、為替レートの変動で、利益が増えたり減ったります。

このまだ確定していない利益を含み益、損失を含み損と言います。
含み益、含み損は決済注文が約定するまで確定しませんが、現段階でいくら儲かっているかを表しています。
この含み益、含み損を見ながら、決済注文のタイミングを決めます。

新規注文を出すことをFXでは"エントリー"と言います。
買いの新規注文の場合は買いエントリー、売りの新規注文の場合は売りエントリーと言います。
エントリーして決済注文してない状態がポジションで、買いエントリーなら買いポジション、売りエントリーなら売りポジションです。

取引のことは英語で"トレード"です。
トレード、エントリーとポジションはFXの基本用語です。
副業でも覚えておきましょう。

4.新規注文でエントリーしよう。

FX取引のスタートは、新規注文でエントリーすること。
どんなトレードでもこれがスタートです。
新規注文には2つの方式があります。

1)成行注文

現在の価格で売買を成立させる注文方法。
相手がいれば必ず売買が成立するため、早く取引を成立させたい時に有効な注文方法です。

2)指値注文

売買価格を指定する注文方法。
すぐに約定しなくても、一定の価格以下で買う、一定の価格以上で売る、といった条件を指定して注文する方法です。
自分に有利な値段で約定できるため、利益が出やすい注文です。
ただし、見込んだ価格にならなければ、約定できない場合があります。

3)スリッページ

成り行き注文では、約定後に購入価格が決定します。
注文した段階の価格から約定価格がずれる場合があります。
これをスリッページと言います。
為替レートはいつも変化しているので、スリッページが発生するのです。

ここからはある程度トレード経験のある方向けの内容になります。
経済指標発表時などの相場急変時ではこのスリッページが大きくなります。
注文システムでスリッページ幅の範囲を指定できるFX会社もあります。
経済指標発表時などのタイミングで取引を行うときには、FX会社のシステムが重要になります。
逆指値同時発注機能も相場急変時のトレードには欠かせません。

指値注文は売買価格を指定できる注文ですが、指値注文にもスリッページは発生します。
相場急変時は値が飛ぶからです。

米ドル/円が100.01で、100.00買い注文を指値発注します。
ここで次の値段が100.00にならずに、一気に99.50に飛んでしまう場合があります。
経済指標発表時などではよくあることです。
この場合の約定価格は99.50になります。
この例は、結果的に約定価格が有利になるので問題ありませんが、"逆指値注文"の場合はスリッページ幅だけ不利な約定価格になります。
厳密に言うと指値注文とは指定価格での約定を保証しているのではなく、指定価格になったらその段階で成行注文を執行する注文方式と理解してください。

5.決済注文で利益を確定しよう。

決済注文はトレードの利益を確定させる重要な注文です。
FXでは新規注文と決済注文で1セットのトレードになります。

決済注文も注文の種類は新規注文と同じで、成行注文と指値注文が基本となります。
副業の場合は為替レートを監視する時間がないので、指値注文のような価格を指定した注文が必須になります。
価格指定の注文ができるので、FXは副業に向いていると言えます。

1)成行注文

 現在の為替相場の価格で決済注文を約定させ、利益を確定させます。
すぐに注文して利益確定を早くした場合に有効です。
成行注文の場合はスリッページが発生する場合があります。

2)指値注文

価格を指定して決済注文を約定させる方法です。
一旦注文を出したらあとはほったらかしで、指定価格になったら約定になります。
自動的に利益を確定してくれる副業に向いた便利な注文方法です。
ただし為替レートの動き次第では、指定した価格に届かない場合もあります。
そうなると決済注文が約定せず、逆に損失が出る場合もあります。

あまり欲張った利益で価格指定すると、決済が約定しません。
どの程度の価格を指定するかが、副業で指値注文を使う場合の戦略になります。
決済での指値注文は利益の価格を指定しますが、逆にこれ以上の損失は嫌だという価格を決める"逆指値注文"という方法があります。

副業では指値注文、逆指値注文の両方を使うことが必須です。

6.決済注文のタイミング

FX取引で難しいのは決済注文。
含み益が増えて、決済したい価格に近づいたら反転してします。
トレードを重ねるとこんな経験を誰もがします。
副業でFXの利益、損失のリスクを管理するには、自分の決済ルールを決めることが大切です。

副業FXで儲けるには、利益を大きくして、損失を小さくする。
簡単なことですが、実行するのはなかなか難しい。
含み益が出ている時には、もっと利益を伸ばすことを考える。
損失が出ている時には、素早く決済して損失を最小限にする。

FXは1勝9敗でも、通算で儲けることができます。
9敗の損失を最小限にして、1勝の利益を最大にすれば、通算で儲けることができるのです。
逆に9勝1敗でも損をすることもあります。
9勝の利益が小さく、1敗で大打撃を受ければ通算で損をしてしまいます。

副業FXを長く続けるためには、いかに損失を最小限に抑えるかが重要なのです。

為替レートの動きを完全に予想することはできません。
しかし経済ニュースやテクニカル分析の情報をもとに、ある程度のトレンドを予想することはできます。
欲張ったり負けを取り戻そうと考えず、情報をもとに冷静な判断で決済注文を執行しましょう。

コツコツ勝って利益を積み重ねるタイプ。
勝つのはたまにでもドカンと大勝ちするタイプ。
いろんなタイプのトレードがありますが、副業では少額の取引から始めて、自分にあったトレードを見つけていきましょう。

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