FX、ボリンジャーバンド、統計学を使った逆張りのシグナル

      2016/04/18

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1.逆張りのシグナル、ボリンジャーバンド

統計学を使って、今後の為替レートが一定範囲内に収まる確率を知る手法を、ボリンジャーバンドと言います。
一定範囲のバンド内で今後の価格が推移すると予測して、バンド内に反転して戻るタイミングを狙った逆張りに利用されることが多いシグナルです。

ボリンジャーバンドは短期トレードでも長期トレードでも、参考になる指標なので、副業でFXをやる方は知っておきましょう。

2.ボリンジャーバンドの理論

ボリンジャーバンドは移動平均線を使った指標です。
過去のチャートのばらつきの統計から、移動平均線からの価格の乖離の確率を計算します。
過去の値動きから計算した、移動平均線からの標準的な価格の乖離をσ(シグマ)と言います。
σ(シグマ)を統計学では標準偏差と呼びます。

ボリンジャーバンドは、移動平均線から上下にσ(シグマ)だけ離れた線を引きます。
この上下の線の幅が、σ(シグマ)のボリンジャーバンドと呼ばれます。
同じようにσ(シグマ)の2倍の、2σだけはなれた上下の線の幅が、2σのボリンジャーバンド。
σ(シグマ)の3倍が、3σのボリンジャーバンドです。

3.ボリンジャーバンドの売買シグナル

今後の為替レートの価格が、2σの外側に出る確率は約5%です。
逆に言うと95%の確率で2σの範囲内に今後の価格は収まります。
その確率を利用して、2σ線を外に超えたときに、反転して2σ線の範囲内に戻るタイミングで売買するのが、ボリンジャーバンドを利用した逆張りのトレード手法です。

さらに3σ線の外側に出る確率は1%未満です。
99%以上の確率で、3σの範囲内に収まることになります。
3σ線の外側に出たら、反転を狙ってエントリーします。

移動平均線から大きく離れると、なぜ反転して戻ってくるのか。
移動平均線から上に離れると、買われ過ぎで割高と判断され、売りが優勢になります。
移動平均線から下に離れると、売られ過ぎと判断され、今度は買い戻されます。
為替レートは買いと売りの需給で価格が決まっているので、市場参加者の心理が大きく影響するのです。

ボリンジャーバンドでは、逆張りだけでなく、トレンドに乗る順張りでも参考にされる指標です。
多くの市場参加者が意識する指標は、その影響力がますます強くなります。
副業FXでも短期トレードと長期トレードのどちらでも使える便利な指標です。
ちなみに考案者はジョン・ボリンジャーさん。
統計学を使って考案しました。

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