FX、MACD(マックディー)、RSI、ストキャスティクス、出来高で市場の流れを見る。
2016/04/18
1.MACD(マックディー)でトレンドを素早くキャッチ
MACD(マックディー)は、トレンドの転換点を素早くキャッチするために、移動平均線によるトレンド分析を改良したものです。
MACD(マックディー)は直近の価格を重視するように、移動平均線を単純移動平均(SMA)ではなく、指数平滑移動平均(EMA)で計算しています。
短期の指数平滑移動平均から、長期の指数平滑移動平均を引いたものがMACD(マックディー)です。
そしてMACD(マックディー)の値の単純移動平均(SMA)をMACDシグナルと言います。
2.MACDの売買シグナル
MACD(マックディー)によるテクニカル分析は、MACDとMACDシグナルの2本の線を使います。
売買の判断は普通の移動平均線のトレンド分析と同じで、ゴールデンクロスが買いシグナル、デッドクロスが売りシグナルです。
MACDがMACDシグナルをしたから上に突き抜けるのがゴールデンクロス、MACDがMACDシグナルを上から下に突き抜けるのがデッドクロスです。
MACDが短期、MACDシグナルが長期の移動平均線に相当します。
このMACDは0を中心とした表示です。
0付近で出現するゴールデンクロスとデッドクロスは、より強い買いと売りのシグナルになります。
0から離れたら弱いシグナルです。
MACDにもダマシの可能性があります。
副業FXでMACD(マックディー)を使う場合は、強いシグナルで売買すると、トレードの勝率が上がります。
MACD(マックディー)とは、Moving Average Convergence Divergenceの略で、日本語では移動平均収束拡散法です。
3.RSI、オシレーター分析の指標
RSIはオシレーター分析で、メジャーな指標です。
オシレーター分析とは買われ過ぎ、売られ過ぎを見抜き反動を利用するテクニカル分析です。
オシレーターは、日本語で振り子です。
チャートは上がったり下がったりすると、反動で戻ることを利用します。
RSIは、Relative Strength Index、日本語で相対力指数と言います。
RSIの使い方は簡単です。
RSIは0%から100%の範囲を変化します。
0%から30%は下がりすぎ、70%から100%は上がりすぎと見ます。
つまり0%に近いと買いシグナル、100%に近いと売りシグナルです。
4.RSIの売買シグナル
RSIは、価格が上昇中は50%以上、下降中は50%以下になります。
30%と70%程度から売買シグナルと見ますが、0%や100%に近いほど、より強力なシグナルになります。
RSIは需給が拮抗したボックス相場では、信頼出来る指標ですが、一気に根が動く上昇トレンドや強い下降トレンドでは信頼できません。
相場の状態を把握した上で、他の指標とも併用して、売買の判断をしましょう。
為替レートは投資家の心理で動いています。
上がりすぎると利益確定売り、下がりすぎるとお買い得感で買い、こんな反動が起こります。
チャートが適正価格に戻ろうとする反発力を利用するオシレーター分析は、トレンド分析と並ぶ、テクニカル分析の基本です。
副業FXでも、RSIのようなオシレーター分析をマスターしましょう。
5.ストキャスティクス、オシレーター分析の指標
ストキャスティクスは、RSIと並んでオシレーター分析の代表的な指標です。
上がり過ぎ、下がり過ぎの反動を利用する指標です。
現時点の価格と一定期間の最安値の差、一定期間の最高値と最安値との差、この比がストキャスティクスの%Kです。
この%Kは、0から100%の範囲の数値です。
%Kは、現在の為替レートの価格が、一定期間の中でどの程度の水準かを表します。
%Dは、%Kの移動平均です。
さらに%SDは、%Dの移動平均です。
%Kが短期、%Dが中期、%SD長期の価格変動を示します。
6.ストキャスティクスの売買シグナル
ストキャスティクスでは、0%に近づくと売られすぎ、100%に近づくと買われ過ぎです。
20%と80%程度が、売られ過ぎ買われ過ぎの目安です。
20%以下なら売られ過ぎ、80%以上なら買われ過ぎと判断します。
ストキャスティクスの売買のシグナルは、ゴールデンクロスとデッドクロスで判断します。
ストキャスティクスでは線が3本あるので、そのうちの2本の交差に注目します。
20%以下の売られ過ぎエリアでの、ゴールデンクロスは買いシグナルです。
80%以上の買われ過ぎエリアでの、デッドクロスは売りシグナルです。
ゴールデンクロスの判定は、%D(中期)を%K(短期)が下から上に突き抜けたら場合、%SD(長期)を%D(中期)が下から上に突き抜けた場合、この2種類です。
このゴールデンクロスが20%以下の売られ過ぎエリアで出現した時だけ、買いシグナルです。
デッドクロスの判定はその逆で、%D(中期)を%K(短期)が上から下に突き抜けたら場合、%SD(長期)を%D(中期)が上から下に突き抜けた場合、この2種類です。
このデッドクロスが80以上の買われ過ぎエリアで出現した時だけ、売りシグナルです。
20%以下の売られ過ぎエリアで、デッドクロスが出現しても、売りシグナルではありません。
また、80以上の買われ過ぎエリアで、ゴールデンクロスが出現しても、買いシグナルではありません。
ストキャスティクスでは、%Kと%Dの組み合わせのゴールデンクロスとデッドクロスより、%Dと%SDの組み合わせの方が信頼性が高く、トレードの勝率が上がります。
副業FXのオシレーター分析では、このストキャスティクスとRSIは確実にマスターしておきましょう。
7.出来高で市場の流れを見る。
売買された通貨の量を示すのが出来高です。
出来高は、その通貨がどの程度注目されているかを表します。
出来高が多く売買取引が活発な通貨でトレンドが発生すると勢いが出ます。
トレンドが続いている時に出来高が増えていると、そのトレンドには勢いがあります。
素直に順張りでエントリーして、トレンドに乗るポジションを持ちましょう。
トレンドが続いているのに出来高が少ない時は、そのトレンドに勢いはありません。
逆張りのチャンスを狙うのもいいでしょう。
8.出来高の変化がトレンド転換のチャンス
急激に出来高が増えてトレンドが横ばいになったら、トレンド転換のシグナルです。
逆張りでエントリーを習いましょう。
出来高が少ないボックス相場の時に、出来高が急に増加したらブレイクアウトのシグナルです。
どちらかに一気に価格が動き出すので、トレンドに乗り利益を狙いましょう。
FXでの出来高は、それぞれのFX会社や取引所が集計しています。
株式は取引所を通じて売買されるので、取引所が正確な出来高情報を公開しています。
FXではそれぞれの銀行やFX会社が直接取引するため、すべての売買の出来高は把握できません。
日本のクリック365取引所の出来高情報や、自分が使ってるFX会社の出来高情報を活用しましょう。
副業でのFXは、市場が活発な時間帯でのトレードがオススメです。
ニューヨークの取引が終わった日本時間の早朝は、取引の出来高が少なく、大口のトレードが成立しない不安定な状態になる場合があります。
出来高から勢いのあるトレンドを見抜き、副業での利益を増やしましょう。
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