FX、ファンダメンタルズ分析、雇用統計、GDP

      2016/04/18

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1.ファンダメンタルズ分析はアメリカが中心です。

FXの中心はアメリカです。米ドルは世界に流通する通貨のNo1。
世界の為替取引の約半分は、米ドルです。

米ドル以外の通貨の価格にも、アメリカ経済は強い影響を与えます。
副業FXでは、まずアメリカ経済の情報収集から始めましょう。

ファンダメンタルズ分析では、トレードする通貨を発行する2つの国の経済状況が重要となります。
米ドルとの取引では、アメリカ経済の影響を直接受けます。
ただ、ユーロ円などの、米ドル以外の為替取引でも、アメリカ経済のニュースは為替レートに影響を与えるのです。

「アメリカ経済が悪いから、ユーロを買う」、「アメリカ経済がいいから、円から米ドルへ資金を移す」アメリカ経済の動きで世界の為替が動くのです。

2.アメリカの雇用統計

アメリカが発行する米ドル。
世界中の国や銀行から信頼される、世界の基軸通貨です。

アフリカなどの経済的に未発達な地域でも、米ドルは通貨として信頼されています。
2度の世界大戦以前は、イギリスのポンドが世界の基軸通貨でした。

アメリカ経済のニュースで特に重要なのが、雇用統計です。
アメリカ国内の失業率、非農業部門就業者数をまとめています。

雇用統計はアメリカ国内の景気状況を直接表しています。
アメリカ政府と、FRB連邦準備制度理事会の財政金融政策は、この雇用統計の数値を参考にして決められます。

FXでも、注目度が最も高い経済指標で、発表直後に大きく為替レートの価格が動きます。
雇用統計の失業率が下がったら、景気が上向きでドル高。
失業率が上がったらドル安。非農業部門就業者数が増えたら、景気が上向きでドル高、減ったらドル安です。

アメリカの雇用統計は毎月第一金曜日、ニューヨークの現地時間で、金曜日の朝8時30分に発表されます。
金曜日のニューヨーク市場が開く前の発表です。
日本時間では22時30分、サマータイムでは21時30分です。日本のFX投資家は、この金曜日の夜は眠れない一夜です。

副業FXでも、この雇用統計の夜だけは、為替チャートを眺めながら、世界経済の動きを体感しましょう。
金曜日の夜なので、副業でも時間が取れる方が多いはずです。
夜に本格的な取引ができるのが、FXが副業に向いているポイントですね。

3.アメリカのGDP

GDPは、その国の経済力を示す指標です。
GDPは、その国で生産された製品やサービスの総額で、GDPが大きいほど経済力が強くなります。
また、このGDPの前年比が大きいほど、その国の成長力が大きくなります。

アメリカのGDPは世界一です。
世界中のGDP総額の約2割を、アメリカのGDPが占めています。
アメリカのGDPが大きくなると、米ドルの価格が上がる要因になります。
逆にGDPが小さくなると、米ドルの価格が下がる要因になります。

アメリカのGDPは、米ドルだけでなく、ユーロや円などの、他の通貨の価格にも、影響を与えます。

4.世界各国のGDP

世界のGDPで、アメリカに続く第2位は中国です。
2014年の統計では、3位は日本、4位はドイツ、5位はイギリスとなっています。

以前は日本が世界第2位でしたが、今では中国が2位で、日本のGDPの2倍に成長しています。

GDPは、個人消費の占める割合が多く、その影響が大きく出ます。
個人消費の動向は、小売売上高で把握できます。
小売売上高は、国内の小売やサービス業の売上高を合わせたもので、個人消費の動向を示します。
この個人消費は、天候などの影響を受け、大きく変動します。
ハリケーンなどの大きな自然災害では、天候がアメリカのGDPに、影響を与えることになります。

GDPに影響を与える小売売上高で、個人消費の動向を確認して、GDPの数値を予測する。
そのため小売売上高も、為替レートの価格に影響を与える指標になります。

副業のFXでも、このGDPは必ずチェックしておきましょう。
テクニカル分析タイプの人でも、GDPの数値は、FX会社のニュースで簡単に入手できます。
GDPは副業FXでも必須の経済指標です。

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