株式投資を会社に秘密にする方法
2016/04/19
1.株式投資を、秘密にするのは簡単
証券会社で「特定口座」を開設して取引するだけです。
住民税を普通徴収にする必要もありません。
特定口座を開設して、株や投資信託を取引すると、税金が自動的に源泉徴収されます。
その情報は会社には一切伝わりません。
銀行の預金口座の利息の情報が、会社に伝わらないのと全く同じです。
2.特定口座とは
特定口座とは、証券会社が損益を計算し、年間取引報告書を作成してくれる口座です。
特定口座には、源泉ありと、源泉なしの2種類あります。
源泉ありの特定口座にすると、証券会社が直接納税してくれるため、確定申告が不要になります。
役所が発行する「所得証明書」「課税証明書」にも、特定口座の株式投資の収入の情報は、一切記載されません。
児童手当などや保育料の補助を受ける所得にも、反映されません。
いいことだらけの特定口座ですが、なぜこんなにメリットばかりなんでしょうか?
もともと株取引の利益は、確定申告で税金を納めていました。
株取引を行う人が増えると、税務署の事務が忙しくなって、チェックができなくなります。そうすると、税金をごまかす悪い人たちがでてきますよね。
その税金逃れの対策として、メリットいっぱいの特定口座の制度が作られました。
特定口座で株取引を行うと、いろんなメリットがある反面、税金は一切ごまかせません。
特定口座制度とは、正直に税金を払う人にメリットがある制度なんです。
特定口座での利益では、世帯収入に加えられません。
いろんな手当や料金の減免の根拠となる、世帯収入が会社からの収入だけになるんです。
そして、特定口座は、世帯収入から除外されることで、会社に完全に秘密にできます。
3.そもそも株式投資は副業じゃない。
そもそも、株式投資は資産運用であって、副業ではありません。
それでも株をやってるってことを、言いにくい職場ってありますよね。
そんな株式投資に理解のない職場であっても、特定口座を使えば大丈夫です。
貯蓄から投資へ、日本政府が言っていることですが、まだまだ「株なんてけしからん」って考えの方もいます。
余計なトラブルを避けるためにも、秘密のほうがいいことがあります。
4.会社にバレていいなら、確定申告がお得な場合もある。
特定口座でも確定申告で節税できる場合
特定口座でも確定申告をしたほうが、お得な場合があります。
それは損失が出た場合です。
損失を確定申告すると、その後の3年間は利益と相殺でき、節税できます。
また、2つ以上の証券会社の特定口座(源泉あり)で、取引を行っている場合、どちらかで損失が出た場合は、利益と損失を合算して節税できます。
特定口座(源泉あり)では、損失が出たら、確定申告をしたほうが節税できる可能性があります。
確定申告をすると、特定口座(源泉あり)でも、会社に株式投資がバレます。
会社にバレても節税がいいのか、税金が増えても会社に秘密がいいのか、どちらがいいかは、確定申告の前に、よく考えましょう。
デイトレードなどでは、特定口座(源泉あり)は利益が出た時点ですぐに課税されるため、資金効率が不利になります。
そのため、特定口座(源泉なし)や一般口座を使った取引が有利になります。
投資の効率と、会社にバレない、このどちらを重視するかで口座を決めましょう。
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