FX取引の仕組み、売りエントリー、レバレッジ、スワップポイント

１．FX取引の仕組み

FX取引の仕組み
FXの取引は、FX会社を通じで行います。

まずはFX会社に自分の口座を開設します。
そしてFX会社に証拠金を預けます。
それからウェブサイトや取引アプリでトレードの注文をします。

投資家からの注文を受けたFX会社は、世界中の通貨の取引を行うインターバンクに投資家の売買注文を取り次ぎます。

２．インターバンク

インターバンクとは、世界中の銀行や証券会社などが通貨の取引を行う市場です。
国内のFX会社に出した個人投資家の売買注文は、海外の金融機関も参加するインターバンクへと取り次がれます。
インターバンクは24時間どこかの国の金融機関が参加しているため、眠らない市場よ呼ばれています。

カフェからスマホで注文、部屋で横になって注文、そんな注文が瞬時に世界の金融機関が参加するインターバンクに届くのです。
このようにFXは、世界を相手に取引を行います。
それだけに世界中の誰もが公平に勝負できるので、副業でもチャンスがあるのです。

３．FXは価格が下がっても利益がだせる！

FXが副業で人気なのは、買い注文、売り注文の両方から取引が始められるからです。

為替相場は、株式や物の値段と同じで、ある通貨を買いたい人と、売りたい人の需給のバランスによって値段が決まります。
この価格を為替レートと言います。

買いたい人の需要が増えると値段が上昇し、売りたい人の供給が増えると値段が下がります。
これはスーパーで売っている野菜の値段と同じですね。

４．外貨を売るという概念

通常の外貨預金などでは、買い注文で外貨を買って、売り注文で外貨を売って取引が終わります。
そのため、外貨の取引開始時点より取引終了時点で、外貨の価格が下がると損をしてしまいます。
通常の外貨預金では、外貨の値段が下がると予想される円高局面では、損が予想されるので取引が始められません。

FX取引では、外貨の売りからも取引が始められます。
FXでは売り注文から始められるので、外貨の値下がりが予想される円高局面からも取引が始められるのです。

FXは、価格が上がっても、価格が下がっても、どちらでも利益が出せます。
副業で取引を行う場合、いつでも利益が狙えるため、時間が短縮できます。
価格が上がるまで待つ必要がないFXは、時間がない副業に向いた取引なのです。

５．FXの利益の計算

FXは為替レートの変動によって利益や損失が出ます。FXの利益の１つ目はキャピタルゲインです。
キャピタルゲインは、買った時と売った時の為替レートの差から生じる利益や損失です。
損失が出た時はキャピタルロスと言います。

具体例、米ドル円

　120円で買い、125円で売り、5円分の利益
　120円で売り、110円で買い、10円分の利益
　120円で買い、115円で売り、5円分の損失
　120円で売り、125円で買い、5円分の損失

買い注文からエントリーなら、価格が上がれば利益が出ます。
逆に売り注文からエントリーなら、価格が下がれば利益が出ます。

キャピタルゲインの他に、スワップポイントとスプレッドも利益・損失に影響します。
スワップポイントは、通貨を保有している間に発生する利息のことです。

FXでは売りポジションの場合などに、マイナスのスワップポイントも発生します。
高金利通貨の中長期のトレードでは、スワップポイントでも大きな利益が狙えます。
スプレッドとは、FX会社が提示する売買価格の為替レートの差のことです。
この差がFX会社の利益になり、実質的なFX取引の手数料となります。

６．FXのレバレッジの仕組み

FXの最大の特徴と魅力は、レバレッジを効かせた取引で、大きなリターンを狙えることです。

レバレッジとは日本語で「てこ」のことで、FXでは、証拠金と25倍の金額の売買ができます。
FXにレバレッジがあるため、少額の資金から始める副業でも、大きなリターンが狙えるのです。

７．FXは証拠金取引

FX会社に預けた証拠金は、直接外貨購入に使われるのではなく、損失が発生した場合の清算に使われます。
この証拠金の取引の仕組みを差金決済と言います。

FXはレバレッジで大きなリターンも狙えますが、その反面、大きな損失になることもあります。
副業で始める場合は、まず小さなレバレッジで取引を始めましょう。

具体例、レバレッジで利益400円が１万円になります！

１ドル＝100円で取引開始する場合。
・レバレッジ１倍なら、４万円で400ドル買い
＞101円になると、400円の利益
・レバレッジ25倍なら、４万円で10000ドル買い
＞101円になると、10000円の利益

８．FXのスワップポイント

FXとスワップポイントとは、保有する通貨の金利差で発生する利益や損失です。
通貨を保有する日数に応じてスワップポイントが発生します。
FXは１日単位で保有した日数分だけスワップポイントが発生します。

現在、世界中の通貨と比較して日本円は低金利です。
FXで外貨を買い、ただ保有しておくだけで、その間ずっとスワップポイントの利益を得ることができます。
特に、高金利通貨といわれる、豪ドル（オーストラリア）、ニュージーランドドルは、スワップポイントの利益が大きいので、副業でスワップポイントを狙うのに向いています。

具体例、日本円の金利が0.5%、豪ドルの金利が5.5%の場合。

年率５％が利益になります。
年率５％の１日分の利益が、毎日受け取れます。

９．マイナスのスワップポイント

ただ、外貨を売る（日本円を買う）、売りエントリーのポジションの場合、スワップポイントがマイナスとなり、日々損失が出てしまいます。
現在、日本円の金利が低いためです。

円買いポジションは、為替レートで利益が出ても、マイナスのスワップポイントで、トータルでは損失になることもあります。
副業で始めたばかりの頃は、円買いポジションは、短期間のトレードにしておきましょう。

円を売って外貨を買うことを、円キャリートレードと言って、スワップポイントで利益が得られる取引になります。

副業では、ほったらかしで収入が得られることが、最高の副業といえます。
このスワップポイントでの利益は、外貨を保有しているだけで、ほったらかしで収入が入ってくるので、副業を始める方に特にオススメです。

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